うんちが教えてくれた、自分を愛するということ(李生美さん #3)

わたしは、小さい頃から自分のことを蔑ろにしがちな人間だった。
人との関係を築くのが下手で、見当違いな気遣いをして疲れたり、自分の気持ちをよく押し殺していた。

体調が悪くても、遊びに誘われれば無理して出かけたり。傷つくようなことを言われても、気にしていないフリをしたり。やりたくないことを、人に合わせてやって後悔したり。

自分だけが損をしているように思えて、みじめな気持ちになることも多かった。
それは、自分が自分を大切にできていなかっただけなのに、相手に大切にされていないからだと思い込んでは自滅していた。

自分を大切にするためには、まずは自分の気持ちに耳を傾けることが必要だった。
わたしはそれを、うんちから学んだ。

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