階段論。(ふつうエッセイ #208)

階段は絵になる。

なんてことを、ふと思いついた。

事件はだいたい階段で起こる。なんてのは大袈裟だけど、階段で何かが起こるのは定石だ。そういえば、大ヒット映画「君の名は。」のラストシーンも階段だ。

のぼる、おりる
すれちがう
とどまる
すわる
だべる(会話する)
おいかける
ころぶ(たおれる)
なく
手すりにもたれかかる
ポーズをきめる(写真・動画撮影の場所として)

こうして脈絡もなく挙げてみると、色々なシーンにおいて、ストーリーテラーが階段を使いたくなる理由が分かる。

階段とは、どうやら魅力ある装置のようだ。

そんな階段論を、語り合える同志を求む。