これは、今私が店長をしている、「自由丁」というお店とお客さんとの間でも言えることだ。
まだまだ無名の「自由丁」というブランドを楽しんでくれて、「私は好き」と伝えてくれること。そして見守り、時に他の人にも胸を張っておすすめしてくれること。
その姿勢から、大げさかもしれないけれど私は、お客さんも私たちも一心同体となって、自由丁をつくっていっているような気分になる。一人じゃないという勇気をもらっているし、そう言ってくれた人たちが幸せそうにする姿を、もっとずっと見ていたいと思う。
だから、やっぱり続けていきたい。そんな風に思えるような、すごい力をもらっている。
あれ、何の話でしたっけ。ああ、そうだ愛の話でしたね。(笑)
何が言いたかったかというと、そう。
有名だろうと無名だろうと関係なく、自分の好きに自信を持てているあなたは、巡り巡ってすごい力を生み出していると思うのです。
そして、その力のことを、愛と呼んでみてもいいと思うのです。
あなたに芽生えた好きという気持ちは、知らない内に愛みたいな形になって、ちゃんと誰かの力になっている。そんなことを書きながら思いました。
あなたは今、どんなものが好きですか?
よかったらぜひ、教えて下さい。
あとがき
「好きなものを好きだと言う」。簡単そうなことが、意外と難しいよなぁって思うんです。
自分が見つけた良いと思うものをもしも否定されたら、なんだか自分自身も否定されたような気持ちになる気がします。だからなかなか人に言えないということ、好きなものを好きな自分を信じきれないということ、あるんじゃないかなぁと。
でも私は、私の周りにいてくれた「好き」と伝えてくれた勇敢な人たちのお陰で、その力の偉大さを知ることができています。
だから私も、良いものを見つけた時は、他の誰が何と言おうと迷わず好きだと伝えられるような人でありたいし、何かのことを「好き」だと言いたいけれど言えないという人の、背中をちょいと押してあげられたらいいなぁなんて思っています。
今回も、最後まで読んでくださりありがとうございました。
書きながらたくさんの方のお顔が、心に浮かびました。幸せです。
それでは、また第3章でお会いしましょう。
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