微妙~に居心地の悪い実家の話(オカダ瞳さん #2)

まぁお世話になった人ですし大事にしたほうがいいんでしょうけど、
「何時いかなるときも、絶対に好きじゃなきゃいけない」ってのは
不自然だし、息苦しすぎですよね…。

私がもっと若いころから
「親に対しても特別視することなく、自分にとって最適な距離を取るべき」
という指針で行動できていれば、無駄な罪悪感に苦しむこともなく、
関係性ももっと良好になれたのではないかと思います。

そもそもこの「親は大事にすべき」という道徳規範ですが、
かつて中国からやってきた儒教の影響のようなんですよね。(※諸説あります)

過酷な農村社会においては、親や家族を大切にすることは、
個人が生きるためにも、社会全体のためにも必要なことだったようです。
なるほど確かに。

つまり家族愛は、社会システムのために「利用されてきた」側面もあるわけですね。
(これって今もありますよね。介護や育児の問題とか…)

だから「どうでもいいじゃん」とも言いきれないですが、
いかなる場面でも強制されるべき価値観でもないのかなと思います。

ラランドのニシダが「親全然好きじゃない」って言ってるのを見て、
「ついにこういう奴が芸能界に出てきたのか!!」と衝撃を受けたのですが、
同時になんか救われた気がして嬉しかったし、何より爆笑したんですよね。

親の問題って、このくらいのカジュアルで気楽な扱いが健全なのかなと思います。

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