空腹に耐えた結果(ふつうエッセイ #439)

昨日は散々な1日だった。

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エッセイにも書いた通り、昨日は14時半開始の健康診断だった。

昨晩から何も口にせず、朝食と昼食を抜くというのは、想像以上に耐え難いものだった。昼前から集中力を要する仕事が手に付かない。仕方ないのでルーティンワークに切り替え、ごまかしながら作業にあたっていたけれど、空腹の辛さは、時間ごとに増すばかりだった。

ようやく時間になり、病院を訪ねるも、スタッフの指示が頭に入ってこない。何かを言われても、ふた呼吸分くらい遅れてリアクションをするという始末。特にバリウムを飲んだ後の胃透視検査がキツかった。「右に回ってください」「左にちょっとズレてください」といった指示がぼんやりとしか聞こえない。どっちが右だっけ?という感じで、ようやく検査を遂行したという感じだ。

終了後、すぐに空腹を満たした。

普段はそれほど好まないレバニラ炒めも食べた。手っ取り早く、身体の中に栄養を取り込みたかったけれど、なかなかすぐには身体は復調しない。

逆に、ズキズキとした頭痛に襲われて、帰宅から就寝に至るまで、家事と育児は妻に全て任せるという……。何ともだらしない夫だった。

今朝も目覚めが悪く、起き上がることもできなかった。件のウィルスを疑ったが、トイレで排便を済ませると、嘘のように身体が軽くなった。100%スッキリとした気分には至れていないけれど、ほぼ復調したといえる。

健康診断が、トラウマのようになった1日だった。

いま38歳だから、40年くらいは毎年健康診断を受けるだろうな。てことは、あと40回も似たようなことをしなくちゃいけないのか。

80歳になったら、健康診断って、それまでと同じように行なうのだろうか。いつだって新しい病気に罹患する可能性はあるから、年に1回くらいは検査しないといけないものな。

いずれにせよ、健康診断は、午前中の受診に限る。午前中に終えて、いつもよりちょっと贅沢なランチを食べる。少しでも、そういった「良い感じ」を演出できるように、来年はいちはやく調整できるよう心掛けたい。