鬱の原因を探っていたら、馬を発見した話(オカダ瞳さん #4)

私が最初に「馬」の存在に気付いたのは、
鬱状態に苦しみながら婚活をしていた時です。

当時の私は、どれだけ薬を飲んでも
抑うつ状態と不眠症状の改善のめどが立たず、
どうしたらよいものか悩んでいました。

解決策を求めてネットを彷徨っていた時、
精神科医の泉谷閑示先生の記事に出会い、衝撃を受けます。

参考 8人に1人が苦しんでいる!「うつ」にまつわる24の誤解 泉谷閑示ダイヤモンド・オンライン

記事には「頭」「心」「身体」の関係を示した図があるのですが…
これを見ると、「心」と「身体」が繋がっていて、「頭」側に弁がついていることがわかります。

簡単に要約すると、
鬱とは、限界に達した「心」と「身体」が「頭」に対してストライキをかけている状態である
という趣旨の話なのですが、これが私にはすごく納得がいったんです。

私は自分の本体が「頭」だと思っていたけど、
それは自分のほんの一部であり、自分を構成するものの大部分は
自分の意思では制御が利かないところにあるのだと思い至りました。
その証拠に、自分の意思で心臓は動かせないですよね。

翻って、婚活の話です。
私には当時、いわゆる「スペック」的には全く問題のない
そして性格的にも何の問題もない、婚活相手がおりました。

相手からは、早々に「交際に進みたい」と
ありがたい申し出をいただいていたのですが、
私の方は何故か全く、その提案を受ける気になれず…。

婚活には「条件にこだわってはいけない」という鉄則があるため、
返事をうやむやに誤魔化しつつ、
必死に「高望みしている場合ではない」と自分に言い聞かせていました。

ところが、私の理性的な判断で相手と接点を持ち続けているうちに
私の中の「馬」がブチ切れてしまったのです。

馬の訴えを具現化すると、こうなります。
「おい、お前ふざけんなよ!理性だけで結婚ができると思ってんのか!!」
仰る通り!!まさに正論。ぐうの音も出ません。

結果的に、結論を長々と引っ張った挙句、
歯切れの悪い形で交際をお断りすることになってしまいました。
お相手にも申し訳なかったな…と思います。

振り返れば、私の中の馬はいつも「私にとって正しいこと」を主張してきた気がします。
馬を大事にするにつれ、私の鬱症状も徐々に良くなり、薬も要らなくなりました。

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