まず、相手へのアプローチを客観的にシミュレーションできる。
たとえば「東方神起たるもの、忙しいからLINEの頻度は控えないとな…。
いくら東方神起とはいえ、頻繁に連絡が来たら冷めるだろう」とか、
効果の高いアプローチを具体的に検討できます。しかも考えてる間も楽しい。
そして、相手も楽しい。
どうせ恋愛・結婚するなら、楽しい気持ちでしたいですよね。
東方神起(という設定の人)と恋愛してるわけですから、そりゃ相手も楽しい事でしょう。
もちろん、「自分が東方神起である」という設定なので、私も嬉しい。
「駆け引きなんてズルい気がする」というピュアな罪悪感も払拭されます。
東方神起は楽しませるのがお仕事であり、その対価をいただくのは当然ですからね。
この逆境から生まれた独自の恋愛メソッドは、
自分もWIN、相手もWINになれる最強の方法論として、私を支えてくれました。
その後なんとか結婚まで到達できましたので(大変だったけど…)
効果もまぁあると言えるでしょう。
推し属性があり、恋愛に悩まれてる方は是非お試しください♡
さて、この非常に辛かった一連の婚活ですが、
今振り返ると、自分にとっては「一途に愛する愛」から
「逆算する愛」という、新たなコミュニケーションスキルを獲得できた
人生における重要な節目であったと思います。
あそこでつまずいていなかったら、
今も「私を受け入れて!」的なコミュニケーション
1本で生きてたかもしれません。
なるほど。恋愛ってこういう事を学ぶために必要なんですね…。
さすがに今は東方神起を経由してないですが、
誰かに何か言いたい時には
「今言うのがいいかな?落ち着いてから言った方が伝わるかな?」とか
一旦考えてから伝えるようにしてます。
それは、自分の要求を通すための「戦略」とも言えるし、
相手の気持ちを思いやる「愛情」とも言えるのかな。
このなんともいえない歯切れの悪さ、グレーさがいかにも大人って感じですが、
フツーの42歳主婦の現在地としては、このくらいの曖昧な愛がちょうどいい感じです。
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