人生は「好き」を集めていくもの / オタク気質女子の戯言 (ももさん #1)

ここまで書いてきて改めて思うのは、「好き」ってもう少し等身大でいいんだよなということです。過去の私は「なんで好きなのかが説明できて、生産的で、誰かの役に立つような」好きにこそ価値があると考えていました。

でも、そんなことはなかった。

確かにこの「好き」も重要ではあるのですが、「好き」はフワッとしてても利己的でもいい。「好き」の集合体が自分の人生になる。過去の私にはなかった考え方に触れられたこのときから、私はすごくポジティブになったように思います。

元から持っていた「小さな好き」を大切に毎日を過ごし始めた結果、仕事にしたいと思える「大きな好き」なこと、「書くこと」に出会うこともできました。(そのことについてはまた今度)

そんな私がいま「好きなもの、ことはなんですか?」と聞かれて思いつくものは、

・メイクしながら聴く女の子ソング
・都会と自然がいい感じに共存してるところ
・散歩して、知らないお店にふらっと入ってみること
・ピンクとも水色ともいえない空

みたいな感じで、かなり感情に素直です。さすがに初対面の方相手にこんなことをいえるほど肝は据わっていないので、「エンタメと甘いもの」と答えることが多いのですが……(笑)

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この考え方を基にすれば、「好き」が増えれば増えるほど人生は楽しくなるし、好きというフィルターを通した十人十色な世界が生まれるはず。そういう世界観で生きている人に溢れた世界を想像すると、カラフルで楽しそうだなとワクワクします。

心ときめくものの積み重ねと、それらが上げる世界の解像度を大切に生きていきたい。「好き」を見つけるために新しい世界にも触れてみたいし、いま見れる世界からも新しい「好き」を見つけて人生を楽しみたい。そんなことを最近は考えています。

人生は「好き」を集めていくもの。
明日も「好き」を謳歌できますように。

今回はここまで。次回は具体的な私の愛を語ります。

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