This is (not) love(今井峻介さん #3)

言い忘れたが、2人の息子は嶺(8)、然(5)と言う。

嶺は小学校1年生のときに、然は保育園年中のときに、小学校/保育園に行かない選択をしたため、日中は家で過ごしている。彼らの選択に付き合うことになった僕は最近6年間勤めていた会社を辞めた。今は主夫をしながら個人事業主として働いている。肩書は「兼業主夫」である。

コーヒ-を一口飲んでから、洗濯機を回す。掃除や片づけをする。

一向に着替えも歯磨きをしない2人にもう一度声をかけてから、仕事用のスペースに行ってPCを立ち上げる。メールやチャット、カレンダーのチェック、タスクの確認をする。昨日の自分が投げたタスクに文句を言ったり、無視したりしながら、その日やることを決める。

10時になったら嶺と一緒に課題をやる。午前中は復習の時間にしているので、漢字や作文、九九のドリルを40分くらいかけてやる。

休憩を挟んで11時からは運動の時間。ラジオ体操をしてから、自宅(マンション)の周りをジョギングする。帰ってきたら昼ごはんの準備。袋ラーメンかうどんかそばを作り、3人でポッドキャストを聴きながら昼ごはんを食べる。然はアナウンサーが最後に「Have a nice day.」と挨拶するのがすきで、聴くたびに笑みがこぼれる。

洗い物を片付けてから、近所のスーパーに買物にいく。買うものは事前に決めない。インスピレーションに任せる。

13時半からは午後の課題の時間。嶺は国語と算数のドリルを6冊やる。最近はリコーダーの練習もしている。然は一人で遊びながら、たまにひらがなや算数のドリルをやっている。飲み込みが早い。

15時には課題を終わりにしておやつ。その後は自由時間だ。

嶺と然は動画を見たり、ゲームをやったり、おもちゃで遊んだりして夕飯まで過ごす。僕は17時くらいまで2時間ほど仕事をする。その後に夕飯の準備をして、お風呂を沸かす。妻が17時半頃に帰宅して、こどもたちをお風呂に入れる。

19時に夕ごはん。食べ終わったらこどもたちを妻に頼んで、僕は仕事スペースに引きこもって、3-4時間ほど仕事をする。

というのが兼業主夫である僕の日常である。

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