年度末に思うこと。(ふつうエッセイ #572)

TOITOITOは7月決算なので、仕事を行なう上での年度末の忙しさはないのだけど、やはり周囲を見渡すと年度末の喧騒はそれなりに大きいようだ。

我が家だって、例外ではない。

ふたりの息子は、保育園における進級がある。長男は年長クラスへ。次男は2歳児クラス。長男は来年小学校だし、次男も来年は別の保育園への転園が決まっている。

そういう意味では、慌ただしさでいうと来年が本番なのだが、やはり「区切り」というものは大切にしたい。このタイミングで「2022年度も終わりなんだな」と、世間並みに感慨に耽りたいという思いはある。

そういえば、年度末を英訳すると「the end of a fiscal year」になる。

fiscalとは「会計の」「財政の」という意味だから、年度末というのは「お金」に関わる用途として生まれた言葉なのだ。

もちろんビジネスパーソンであれば年度は「fiscal year」だけど、一般的にはどうなんだろう。少なくとも僕は、会社員だったときにはあんまりお金のことは気にしていなかった。気楽なものだったというべきか。でもたぶん、その感覚は「学校で学んでいたから」なのではないだろうか。入学式や卒業式は、年度をベースに開催される。それはお金とは無縁だ。神聖な儀式は、年度をベースに設定される。そういう感覚。

今はどうだろう。

やっぱりキャッシュは気になるなあ。

キャッシュフローの見立てが下手というか、なんでこんなにコストがかさんじゃうのだろう?という感じ。あと1年、経営を続けていくと改善されるのだろうか。

そんなことを、年度末にぼんやり思っている。なんともならんのや!