微妙~に居心地の悪い実家の話(オカダ瞳さん #2)

②幼少期からの関係性が今も継続されている

幼少期は何かと未熟なので、日常的に指導を受けるのが当然です。
が、なぜか我が家の場合、その関係性が今も維持されてるんですよね…。
親の立場としてはその方が楽なのかもしれないですが、
さすがにいつまでも「常時指導を受ける立場」でいるのはキツイです。
こちらが居心地悪く感じるのも仕方のないことだと思います。

③親がかなり個性的な性格だった

これに気付いたのは、実は割と最近なんですよね…
両親は良識ある振る舞いを重視する方々で、決してクレイジーではないんですよ。
私も「自分の親に何か問題がある」とは思いたくないので、
何かトラブルがあっても目を背けたり、
ひとまず自分のせいかなという事にしたりしていたのですが…
いよいよ「自分もまだ未熟だし」という言い訳も難しくなってきたころ、
両親と自分の周囲の方々を冷静に比較し分析した結果、
私が想定していたより(そして本人たちが思っているよりも)
個性的な性格なのだろう、という結論に達しました。

要するに、親は自分にとって
「神」でも「正しい大人」でも「似てる人」でも何でもなく、
「数多いる人類のワンオブゼムである」というごく当たり前のことが、
ようやく心の底から実感できるようになったのです。

つまり私と親とはシンプルにまず関係性が良くなく
さらに相性も良くない、ということなんですよね。

その事実を受け入れた瞬間、
親との関係におけるマイナス感情が一気に解消し、
極めて冷静に、お互いにとって居心地の良い距離感を模索できるようになりました。

通常、人と人との関係性において
相性によって距離感を変えるのは普通であり、マナーですよね。

…にも関わらず、私が何年も親との関係に苦しんでしまったのはなぜかというと、
私が「親は大事にすべき」という道徳規範を過剰に意識しすぎたせいだと思います。

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