アフター選挙(ふつうエッセイ #56)

2021年10月31日、第49回衆議院議員選挙の投開票が行なわれた。

毎度選挙が終わると、メディアが投開票の結果を放送している。

つまり視聴者である僕を含め、多くの人たちは、受動的に、選挙の情報を浴びることになる。

コメンテーターの意見に「ふんふん」と頷くこともあれば、「何を言ってるんだ」と憤ることもある。

だけどその感情、感覚は、あくまで起点としてではない。受動的に、誰かの意見を踏まえて発生するものだ。

もっと、みんなで自由に話すことはできないだろうか。

Twitterで発信するだけだと、議論にならない。

Clubhouseや、Twitterのスペースは、その可能性が十分にあると感じている。

まだ不十分だと思う。

選挙のふつうは、もう少し、あるいはもっと先に、何か新しい仕組みが生まれていくのではないかと思う。生まれていかなくちゃいけないと強く思う。

もっと政治を、近くに手繰り寄せたい。そのヒントがこの選挙にはたくさんあったように感じている。