仲間と話せること(ふつうエッセイ #55)

久しぶりに「飲み会」というものに顔を出した。

オンラインで飲み会することを除いたら、半年ぶりである。

半年前は同僚の昇進祝いだったが、コロナ禍ということもあり、サシで飲んだ。お互いビール1杯だけという感じで、飲み会というよりは、「夜にご飯を食べる」みたいな感じだった。

ということで、本当に久しぶりに仲間と宴を楽しんだのだが、顔を見て、あーだこーだと色々な話ができることが楽しかった。オンライン飲み会では分からない、声のトーンや表情、仕草、話への割り込み方など、情報量が格段に多くなる。

僕は「飲み会」というものがそんなに好きではない。この飲み会もそうなのだが、飲み会に参加する前は何故かちょっとだけ憂鬱な気分になる。

だけど、飲み会というのは、仲間と話すための場であって、仲間とワイワイと話せることが僕は結構好きなのだと気付いた。(ちょっと回りくどい言い方だけど)

こんな機会が、これから増えていくのだろうか。まだコロナ禍だ。油断はできない。だけど未来に向けた、希望のような瞬間で、本当に楽しかったのだ。希望、いつまでも続くと良いな。