眠らない夜。(ふつうエッセイ #631)

ふつうエッセイは、毎日更新というルールだけを定めている。

本当であれば、決められた時間に予約投稿をして発信するのがベストなのだが、日々の業務でなかなか追いつかない。結果、家族が眠った後に対応することも少なくない。眠い目をこすりながら、いや、ほとんど眠っている状態で書いているのが実情である。

今日は、22時頃に布団に入ったのに、なかなか息子ふたりは眠らなかった。親の方が何度も寝落ちしたが、息子たちは言葉にならない声で、うにうにと何やら呪文のようなものを唱えている。たぶん何か意味のある言葉なのだろうけれど、ほぼ眠っている頭には理解できないし、「何喋ってるの?」なんて言って、変に覚醒させてしまうのも困る。ということで放置からの放置を続けていたのに、全然眠らない。どうしたことかと思いながら、ようやく23時前に眠ってくれた。

気付けば、梅雨の足音が聞こえる。やや部屋の中はじめじめとしている。それで寝づらかったのかもしれない。ちょっと溜まっていた洗濯物、乾燥している音が耳障りだったのかもしれない。それかシンプルに、起きていたい気分だったのか。

「眠らない夜」と書いたけれど、勝手に「眠らない」としたが、「眠れない」のかもしれない。5歳の長男なら、そろそろ恋したっておかしくない。(ちょっと早いか?)

僕も、一刻も早くエッセイを書き終えて、さっさと眠りにつきたい。こちとら「眠りたい」夜なのだから。