あとがき
自分の話をじっと聴いてくれる人がいて、自分が安心して話せるおかげで、どれほど自分という存在が守られているだろうと思います。
話を聞く人は、その話が何の役に立つかも分からないまま、自分にとっても相手にとっても大切な時間を共有して、突如として始まった話を聴く。
これって見返りを求めない無償の愛のような、とてもありがたいことだと思うのです。
いつも話を聴いてくれる、母、恋人、親友たち、そして親しいわけではないけれど、なぜか会話が弾んだあの人やあの人に感謝したいなぁと、書きながら思いました。
あなたの言葉をちゃんと受け取ってくれる人がそばにいたら、そこにはきっと、何食わぬ顔で愛がいるんじゃないかな〜というお話でした。
この度は、拙い私の話を最後までじっと聞いて(読んで)くださり感謝します。
あなたのおかげで、なんとか第2章も書けそうです。ありがとう!
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