予定が変わっても(ふつうエッセイ #318)

日々、予定が変わる。

やむを得ない予定変更は、コロナウィルス流行以前から日常茶飯事だった。

例えば、飲み会。

僕は幹事をすることが多いのだが、頭が痛くなるほど予定変更を強いられるときが多い。

あるとき、4人で予約していたのに、僕以外の3人全員が来れないという事態が発生した。当然、参加者にも事情があるのだが、当日のキャンセルは店にも迷惑がかかってしまう。そのときはコース料理を注文していたので、なんとか、職場の同僚を急遽呼び寄せてことなきを得た。

また、子どもと遊んでいると、想定外に遊びにハマることがある。その後に別の予定を立てていても、時間が押して断念せざるを得ないことはザラにある。

「ああ、行きたかったなあ」という思いに駆られることもあるが、その場で思い切り楽しむことが良策であることも多い。予定が変わっても良いじゃないか、という気持ちの余裕が肝要だ。

予定通りに進むのがPLAN Aだとして、PLAN BやPLAN Cへと切り替えることのできる柔軟性は、日々生活する上での必須スキルだ。

前述した通り、PLAN Aが最善とは限らない。PLAN BやPLAN Cに最高の機会が眠っている場合もある。それは「たられば」の話に近いのだけど、どんなことがあっても正解にしようという心構えを持っていたい。

それが、大人と子どもの違いかもしれない。PLAN Aにこだわらないのが大人なのだ、良い意味で。