23年しか生きてないし、恋愛なんか出来ないけど、愛を語ってみた<前編>(やまのぼりさん #3)

いつもいつも恋を愛と間違えて、自分をすり減らして本当に疲れたのだ。

相手をどうにかしたいとか、こうして欲しいとか思わないで、無条件に他人との違いをそのまま受け止め、自分は自分で生きていく。

この視点が無かったから恋は愛になれなかった。

私なりの恋と愛の解釈はこうだ。

恋は

「あなたのことをもっと知りたいし、私のことをあなたにもっと知ってほしい」

愛は
「あなたのこと、全部は分からないけれど、大切に思っているよ」

人を愛することは、本当に難しい。
相手からの好意や何かしらの反応が無くても、何も望んではいけないからだ。
一方的に気持ちを注がなくてはならないし、それが辛いと思ったらもうそれは愛ではないだろう。

一方的に人を愛することを想像しただけで惨めな気持ちになって、なかなか人を好きになることができなくなった。

そう、それでも。

それでも諦めたいとは思っていないのだ。
もっと自分が立派な人間になって、堂々と人を愛せるようになれたら。
それこそ幸せの一つの形になるだろう。

次回はそんな23歳の夢を話したいと思う。

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