歩車分離式(ふつうエッセイ #46)

最近、歩車分離式の横断歩道が増えたような気がする。

家から少し遠いイオンへ自転車で向かったときに、いくつかの横断歩道が歩車分離式になっていた。

歩車分離式とは、分かりやすく言えばスクランブル交差点で、車両の通過と歩行者の横断が交わらないように信号のタイミングを調整している横断歩道のことだ。歩車分離式の横断歩道が増えているということは、導入すると車両や歩行者の流れが良くなるのだろうか。(ちなみに歩車分離式だからといって、スクランブル交差点のように斜めに歩いて良いとは限らない)

ただ注意をしていないと、車両の発進につられて、赤信号なのに歩行者も横断してしまうことがある。僕もうっかり発進しそうになって危ない目に遭ったことが一度や二度ではない。

注意深くあるべきだとは思うけれど、今のところ、視覚でしか歩車分離式の情報を得られないというのが問題のように思う。確かに信号のそばに「歩車分離式」と表示が書いてあるし、まあ信号通りに動いていれば「うっかり」発進することはない。だけどそれだけで「うっかり」が防げるかどうかは微妙な気がする。

もちろん車両の通過と歩行者を分離することで、交通事故を防げるというメリットもある。だからこそ、視覚以外でも情報を得られるような良い仕組みがあったらと願う。

歩車分離式って、字面でも分かりづらいんだよなあ。