カフェテーブル再び(ふつうエッセイ #513)

カフェで仕事をする勢にとって、カフェテーブルのガタガタはもう天敵とも言うべき、敵だ。天敵的な敵とは、重複表現も甚だしいけれど、それくらい憎むべき存在である。「罪を憎んで人を憎まず」とはよく言ったものだが、これに関しては、にっくきカフェテーブルということでご容赦いただきたい。

しかも、今日遭遇したガタガタのカフェテーブルは、最近オープンしたばかりのお店で配置されているものだ。

新品ではない可能性もあるけれど(もはや、その可能性を信じたい)、新しいカフェで、しっかりガタガタしているのには落胆する。

カフェで働いたことがないのだけど、スタッフの方々は「見て見ぬフリ」をするのだろうか。それとも僕が気付いていないだけで、新しいカフェテーブルを発注する前の、移行期にぶつかってしまったに過ぎないのだろうか。

この現象は、「カフェテーブルの乱」と呼ぼうかしら。

ガタガタという振動が、地味に脳を揺さぶっていく。心地よいワークスペースを探求する旅は、どうも終わりそうにはない。