ふつうエッセイの書き方を、変えようと思っている。
「ふつうごと」は、深澤直人さんの『ふつう』という本に着想を受けて始めている。この本は深澤さんにしてはエッセイ集のような形で、深澤さんの周りにある「ふつう」の物事について、あれやこれや語るという体裁になっている。特定のプロダクトがテーマになっていることも多く、ふつうエッセイも何らかのテーマをもとに記すことが多かった。
でも、もうちょっと、僕の周りの日常を記しても良いなと思った。特定のテーマを設ける必要はなく、さらさらと過ぎいくシーンをスケッチするような。もうちょっとナチュラルな文章を書こうと思うのだ。
なんてことのない日常にこそ、「ふつう」はきっと存在する。
道端に咲く野花のように。ほんの時々、誰かの目に留まるような文章を書けたらと。