ペーパーチェーン(ふつうエッセイ #364)

パーティなどでときどき見掛ける、折り紙の輪っか。ペーパーチェーンというらしい。

昔はせっせと作った記憶があるけれど、大人になってから作ることは全くなかった。もちろん見掛けることは多々あったけれど、基本的には「ただ通過する」ものである。金輪際作ることはないと思っていた(正確には何も思いすらしていなかった)ペーパーチェーンだが、家族の誕生日の飾り付けを準備するために、このたびせっせと拵えてみたのだが……

めちゃくちゃ大変です。窓際にふたつ、リビング扉部分にふたつ。輪っかの量は全部で128個なのだが、これを用意するだけで1時間20分くらいかかってしまった。(ちょうど短めの洋画を一本観終えたので、時間は正確です)

作業は単純で、端と端をのりで貼り、それをペタペタと繋いでいくだけ。だけどこののりで貼るという行為がショートカットできるものでなく、なかなか先に進まないのだ。

リビングがそれほど広くないので助かったが、何人かの友人宅のことを思い浮かべるとなかなか想像するにおそろしい。

輪っか状になっているものはあまり販売していないんじゃないかなと思うのだ。そうすると、みんなどうやって作っているのだろうかと考えてしまう。

世の中には色々な仕事がある。

だけど、ペーパーチェーンを作る仕事はけっこう大変だ。自分の性格もあるけれど、しばらくはペーパーチェーンの作り手たちにリスペクトが止まらなくなること間違いなしである。