「無駄」に関する考察を、noteに書いた。ちょっと暑苦しいエッセイになっていると、我ながら呆れている。
でも、ひとつ言えるのは、無駄を考えるのは、なかなか愉快だということ。
その行為自体が無駄と考える人もいると思うけれど、僕はとても楽しい。思考実験が無限に広がり、ありとあらゆる自説が存在しそうなものである。
それに、多くの人が無駄を無意識に嫌っている一方で、無意識に愛している側面もある気がするのだ。
あげく、世の中に無駄なものなんてない、なんて言説も発生するのも、また趣きがある。
無駄だと言い切れるもの / ことは、世の中にどれくらいあるだろうか。
と同時に、絶対に無駄じゃないと言い切れるもの / ことも、世の中にはそれほどないかもしれぬ。
馬が運ぶべき荷物が何もない状態を「無駄」と称したけれど、たぶん馬は、それはそれは快適だっただろう。疲労回復につながって、翌日はいっそう元気に働いていたかもしれない。
いやあ、無駄って、なんなのでしょうね。