「めいたんてい」をもらう(ふつうエッセイ #495)

好きなものは、公言するに限る。

年末に親戚の家を訪ね、挨拶がてら、もちつき大会をした。4歳の長男は、1週間前に「THE FIRST SLAM DUNK」を観たばかり。庭で、バスケごっこに興じながら楽しんでいた。

飽きると、家の中で読書を。長男の大好きな『おしりたんてい』シリーズが書棚に並んでおり、嬉々として読んでいた。それを見た親戚が、もう要らなくなったから」と言って、『おしりたんてい』シリーズの絵本をごっそりと渡してくれたのだ。

長男は決して「絵本がほしい」とアピールしたわけではない。

だけど、好きであることを示していたわけで、それを周りがサポートしてくれたのだ。

贈与の経済……というのは大袈裟だけれど、好意をありがたく受け取るに限る。僕ももらえるものがあれば、ほしい。まずは、アピールしなくちゃなと!