「障がい」をなくす。ひとりひとりに寄り添った先に見据える社会のあるべき姿とは?(JINO株式会社 代表取締役 郷司智子さん・後編)

どんなに仕事が好きな人でも、四六時中、仕事のことを考えていれば息が詰まってしまう。だけど郷司さんは、いつも「自分には何ができるか」を考えている。やるべきことが明確で、信頼できる仲間がいる。何より郷司さん自身が試行錯誤を繰り返して、まっすぐ事業に向き合っていくことの意義を知っているからだと筆者は感じた。

ちなみに郷司さんの趣味は、野球観戦。埼玉西武ライオンズの熱狂的なファンで、シーズン中は何度も西武ドームに足を運ぶという。今日も郷司さんは、ライオンズの状況に一喜一憂しながら、目の前の「ひとり」に寄り添っているに違いない。

その先には、「障がい」がない社会の姿が、はっきりと見えているはずだ。

参考 JINO株式会社JINO株式会社

(Photo by Momoko Osawa)

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