2011年、たまたま参加した初めての大会はハーフマラソン。
20kmを走ることなんてできるのだろうか……と不安になりながら、
普通の運動靴を履いて家の周りをせっせと走り練習を始めました。
初めは2kmを走るだけでもやっとで、調子が悪い日は500mで帰宅することもありました。2ヶ月ほどで15km走れるところまで練習し、ランニングシューズをネットで注文して当日を向かえました。なんとか完走しホッとしたところで、足の痛みを感じて靴を脱ぐと……靴が合っていなかったらしく左足親指から血が出ていました。
数日後、大会には参加しなかった会社のランニングを趣味にしている先輩に報告すると、会社にはランニングサークルがあるよと連れて行っていただき仲間ができました。ランニングシューズは試着して買うもの・ランニング専用のタイツや靴下があること・ランニング前の準備運動やランニング後のストレッチやマッサージの大切さも教えてもらいました。サークルメンバーにadidasの店舗に連れて行ってもらい、私の足にフィットする「ボストン」というシリーズのシューズを店員さんに選んでもらいました。(私は今でもこのシリーズを履き続け、7代目になります)
ランニングサークルでは、様々なランニングイベントに参加して、一人で練習して仲間と走れる楽しさを体験しました。半年くらい経った後、「ハーフマラソンが走れたらフルマラソンも走れるね」と、仲間から言われました。
42.195kmを走ることなんてさすがに無理……と思いましたが、フルマラソンと富士登山は人生でやってみたかったので、チャレンジすることにしました。
だんだんと距離を伸ばした練習をしていく計画は、サークルメンバーが立ててくれ、練習にも付き合ってくれました。
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そして翌2012年、初めてのフルマラソンを完走することができました。
コースの途中途中に仲間が応援してくれ、勇気をもらいながら最後まで走り続けてゴール。
待っていてくれた仲間の顔を見た時に、「私にも42.195kmを走ることができたんだ……」と、改めて実感して涙が出ました。
それから合計3回、フルマラソンを完走していて、そろそろまた走ろうと思います。
(マラソンでつけた体力のおかげで、2018年には富士山も登頂できました)
心身を気持ち良く調整してくれる、日々のランニングは、私の仕事やボーカルとしての活動にも良い影響を与えてくれる、とても大切な趣味です。これからもずっと走り続けていきたいと思います。
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