敷かれたレールの上を歩いていた少年が、進路選択の重要性に気付いたきっかけとは?(江戸川区の学習塾・前編)

「正解」だと思っていた理工学部で抱いた違和感

しかし大学入学後、風間さんはいきなり躓く。

「大学の授業で、毎回一番前に座って授業を聞いている学生がいたんです。自分は後ろ向きな気持ちで授業に出ている。なんかつまんないなって思いました」

所属していたサークルも1年で飽き、悶々としていた風間さん。

大学生活の「正解」を求めていた風間さんは具体的なアクションを起こす。きっかけは、大学生協に掲示されていた「人生を変えるなら海外留学」というポスター。直感的に、オーストラリアへの短期留学を決める。

「留学先で、筑波大学の4年生に出会いました。その先輩はあらゆることに目的意識を持って行動していて。衝撃を受けました、こうやって自分の道を決めていくんだなと。それから長期での海外留学や、海外インターンなどに参加するようになったんです」

1 2 3 4