二日酔い(ふつうエッセイ #388)

20歳から酒を飲み始め、18年経つというのに酒に飲まれることがある。

飲んだら乗るな、飲んでも飲まれるなと散々言われている。飲酒運転は論外だが、酒に飲まれた日(翌日)のダメージも相当のものだ。

昨日は久しぶりの飲み会だった。年に数回しか飲まなくなって久しい。これだけ「久しぶり」が続くと飲み会の作法を忘れてしまう。

飲み会の前はウコンを飲み、飲み会中は適度に水も頼んで飲む。もちろん飲み過ぎは厳禁で、食事との良いバランスを保つようにする。深酒はしない。自然に身体がアルコール分解できるのが理想だ。

昨日は、その多くが不十分だった。そのせいで、今日は朝から晩まで頭痛に苦しんだ。不覚である。

色々なことがDX化している中で、個人で管理せねばならない物事の多くが、個人の裁量に任されたままになっている。それは決して悪いことではないけれど、ダメージを受ける可能性の高い飲酒は、他者による管理が検討されるべきではないだろうか。(もちろん好き勝手飲みたい人は、好きなだけ飲めばいい)

スマートウォッチをつけていて、身体が変調の兆しを見せたらアラートが鳴るとか。今もあるのかもしれないけれど。

二日酔いなんて、二度とごめんである。

もう二度と飲むものか。でも、この痛みもすぐに忘れてしまうんだなあ。飲み会のざっくばらんな雰囲気が好きで、お酒が進んでしまうのは痛みとトレードオフの関係にあるものか。いやあ、でも、間もなく40歳になるわけで。いい加減に、自分の「ちょうどいい」を見出したいものだ。