誤算、欲求不満(ふつうエッセイ #210)

昨日、こんなツイートをした。

誤算という言葉に、ネガティブな要素があるわけではない。

チームにとって、監督にとって、「計算していたのと違ったな」と感じるだけ。「あいつは悪かった」という発言があるなら酷なわけだが、「誤算でした」と述べるのは本来、自分の計算が間違っていたという意味に他ならないように思う。

それでも野球ファンにとって、監督の発言や、メディアの取り上げ方は気になるもの。シーズンは始まったばかり、気長にいきましょうやと僕は言いたい。

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同じ日に、次男がいつも以上に「むぎー!」と怒るような場面があった。

僕は「欲求不満なのかな?」と口にしたら、妻に「(この月齢は)主張したいタイミングなんだよ」と諌められた。

確かに文脈によっては「あいつ欲求不満だよ」なんて発言は、かなりマナー違反というか、デリカシーのない発言のように思われる。

ただ僕は「欲求が上手く伝えられず不満なのでは?」ということを言ったつもりだった。だが既に「欲求不満」という言葉には、もはやネガティブな響きが宿っていると知った。

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文脈抜きに、言葉の適切さ / 不適切さは判断することはできない。

だが、せっかくなら良い言葉を使いたい。自分と、自分を取り巻く環境の距離を、ぎゅっと詰めることのできるような。