美味いパスタと、ウォシュレットがついていないトイレ(ふつうエッセイ #206)

ようやくワクチン接種の副反応が落ち着いた。

体調も良かったので今日は欲張りDay。観たかった企画展と映画をはしご。どちらも素晴らしく、良い刺激によって脳内がぐるぐると回転している。

映画の後、遅いランチを楽しんだ。ペペロンチーノが抜群に美味く、サラダ、デザート、コーヒーがついて1,200円という価格設定。お財布には優しいが「これでやっていけるのか」と心配になるほどだった。(14時過ぎにも関わらず、店はそこそこ繁盛していました)

店を出る前にトイレを拝借。トイレにウォシュレットがついていなかった。

それは店の評価を著しく下げるものではないのだけど、できれば、ウォシュレットや暖房便座はつけてほしかったというのが本音だ。「味に自信がある」ことと、備品にも配慮できるは両立するはず。そこに無頓着であってほしくはなかった。

たぶん世の中には、4種類のパスタ屋さんがある。

美味いパスタを提供し、トイレにもウォシュレットがある店
美味いパスタを提供するが、トイレにウォシュレットがない店
不味いパスタを提供するが、トイレにはウォシュレットがある店
不味いパスタを提供し、トイレにもウォシュレットがない店

美味いパスタだったし、また渋谷に立ち寄った際にはリピートするだろう。けれど評価ひと目盛り分ほど下げてしまうのは、あまりにもったいない。

「客」という立場で、店の内装まで口を出すのもどうかと思うけれど、ぜひ食後(食前)に用を足すことまで想像してほしいと願いたい。

おしりだって、気持ち良く帰りたい。

繰り返しになりますが、パスタは本当に、本当〜に美味かったです。