師走への助走(ふつうエッセイ #87)

11月下旬に公開しようと思っていたエッセイ、うっかり下書きに入れっぱなしで12月を迎えていた。タイトルは「師走への助走」、2021年の締めくくりとなる1ヶ月、11月下旬に段取りをしっかりしておこうという趣旨のテキストだった。

まあ、とにかく12月は忙しい。

まだ12月1日なので実感はないのだが、毎年これから、ダダダダッと師走へと駆け抜けていく。なんでこんなに仕事納めに苦労するんだろうという感じだが、年末年始の区切りは貴重なので、まずはしっかりと日々を過ごしていきたいと思う。

助走、と書いた。

考えてみれば、12月は、翌年に向けての助走期間なのかもしれない。もちろん年末商戦という言葉がある通り、ここが勝負というビジネスもあるだろう。だけど仕事とか会社とか、ライスワーク的な事情を除けば、少し先の未来に向けて考える時間に使っても良いはずで。

師走への助走が、翻って、師走の助走になる。

明日食べていけるのか、を考える毎日だけど、腰を据えて未来のこともじっくり考えてみたい。