スターバックスに喧騒が戻る(ふつうエッセイ #83)

池袋のスターバックスのこと。

仕事場から遠く、池袋に行くことは滅多にないの。映画「DUNE」をグランドシネマサンシャイン池袋のIMAXレーザーGTでどうしても観たかったので足を運んだ。

映画まで2時間ほどあったので、池袋のスターバックスに入って作業をすることに。夕方くらいのタイミング、店内は学生、高校生、ビジネスパーソンなど様々な人で混み合っていた。Radikoを聴きながら作業をしていたのだが、イヤホンを突き抜けるような喧騒。少しばかり気が滅入ってしまった。

スターバックスを批判したい意図はない。

コロナ禍がやや落ち着き、日常に喧騒が戻ってきたことは、むしろ歓迎すべきことだ。店内のマナーも良く、マスクを着用の上、お客さん同士は会話している。

それでも身体は、未だコロナ禍モードなのだ。何だかBGMさえも、お客さんの会話に乗っかるような音量で鳴っているような気がして、鬱陶しさを感じる。

「サードプレイス」として長らく居場所として愛されてきたスターバックス。僕にとって、本当の意味で「居場所」になるのはもう少し時間がかかりそうだ。