心地良さと、捗り具合(ふつうエッセイ #453)

入居しているコワーキングスペースで、定位置変更を試みている。

そんなに「たいそう」なことではないが、普段座っている場所の心地良さを排して、作業が捗る手段としてなかなか良いのでは?とじわじわと感じている。

きっかけはたまたまで。午前中は外出しており、午後からコワーキングスペースを訪ねたときに、自分の定位置が埋まっていた。他の方が座っていたのだ。自分の視線が壁に向けられて、机のスペースもそれなりに広いので「何となく集中できる」と思い込んでいた。

僕が移動した席は、ある意味で対極にある。コワーキングスペース中央に位置しており、人目につきやすく、サボっていたら「サボっているな」とバレてしまうような感じの場所だ。

落ち着かないような気がして避けていたのだが、こちらの方が意外と集中できる。実際に、物音がほとんどしない場所よりも、ある程度ざわざわしたカフェなどの方が仕事に向いているという研究結果も出ているそうで。そういう意味だと合理的な作業方法ともいえる。

問題は、仕事が山ほど溜まっているということ。

作業は捗るのに、新しいタスクがどんどん降ってくる。降らせているのは自分なのだけど。適度にシエスタなんかも挟みながら、ゆったりと、でもスピーディに作業に臨めたらと思っている。