肩の力を抜いて。(ふつうエッセイ #194)

Netflixで配信されている「トークサバイバー」を観た。

https://www.netflix.com/title/81484461

最近、時事を扱うドキュメンタリーばかりを観ていたので、肩の力を抜きたくて。

しっかりと、お笑い芸人の話芸に腹を抱えて笑うことができた。

笑いのために、後先考えず口をつく言葉たち。

生きてる、生きてるなあ!と感じた。

*

現代のコンプライアンスに反しているエピソードもあったし、決して褒められる話ばかりとは限らないんだけど。それでも笑ってしまうのは、やはり場数をこなした芸人たちによる芸事だからだろう。褒められる話でないことは百も承知、その覚悟が、トークへの熱量に加算されていた。

「Watch Last One Standing」と英訳される。「最後まで生き残ったやつは誰だ?」なんて訳すのだろうか。M-1グランプリなどの賞レースとは趣は違うが、バラエティ番組らしからぬ本気に、観ていて力が入ってしまった。

本当は、肩の力を抜きたかったんだけどな。

でも、めちゃくちゃ笑いました。笑うって、良いですね。