現場に行っていない(ふつうエッセイ #561)

ふと、現場に行けていないことに気付いた。

いくつフィールドワークのようなことはしていたが、足りない。もっとたくさんの人の声を聞きたいし、たくさんの人が働く姿を間近で体験したい。現場、もし行かせてくれるのであれば、同行させてもらえやしないだろうか。

コロナ禍も、ようやく収束見込みが立ちつつある。

リモートワークに慣れ切ってしまい、フットワークが軽くない。先日も、5分走っただけで、息が切れてしまった。体力も失われてしまったのか。

現場に行かずに書けるコンテンツのことを、「こたつ記事」と呼ぶ。こたつで書いていても済むようなネタのことだ。これらを否定するつもりはないけれど、誰もがアクセスできる情報には、きっと誰も関心を示さなくなっていくだろう。YouTuberの迷惑行為は論外だが、誰もやらないこと / アクセスしようと思わないものに、アクセスすることが大事になっていくはずだ。

現場に行こう。恐れずに、行こう。

そこで見聞きしたものだけが、ユニークな価値を生み出す源泉になる。

誰もやっていないことを、やる。現場にはヒントがたくさん落ちている。